Linux Ubuntuでスクリーンショットを撮る方法について解説していきます。
Contents
環境
Ubuntu16.04LTS
Ubuntu18.04
スクリーンショットの基本操作
全画面のスクリーンショット
・「PrintScreen」キーを押す
・ターミナルから以下のコマンドを入力する
$ gnome-screenshot |
例えば、ターミナルからコマンドを入力してスクリーンショットをとった場合、以下のようになります。
ターミナルを写したくない場合は、「PrintScreen」キーを押して撮ると以下のようになります。
全画面のスクリーンショットはデスプレイ全体をキャプチャーしますので、ウインドウを複数並べた状態であれば、その画面全部を保存します。
アクティブなウインドウのスクリーンショット[ -w][ --window]
アクティブ(選択中の)ウインドウのみをスクリーンショットしたい場合は次の方法になります。
・「Alt」+「PrintScreen」キーを押す
・ターミナルから以下のコマンドを入力する
$ gnome-screenshot -w |
ここでは「-w」としていますが「--window」でも同じ意味になります。
2画面で作業をしている時、作業中の場面のスクリーンショットを撮りたい場合にこの方法を使用します。
●全画面のスクリーンショットの場合
●左のウインドウがアクティブの場合
ここで気をつけて欲しいのが、ターミナルからコマンドを入力してアクティブウインドウを撮った場合、
ターミナルでコマンド入力=ターミナルがアクティブウインドウ
となる為、常にターミナルの画面が撮られることになります。その場合は、スクリーンショットの時間差指定でアクティブウインドウの切り替えをしてあげる必要があります。スクリーンショットの時間差指定は後ほど解説しますが、このケースでは「Alt」+「PrintScreen」キーを使用したほうが楽になります。
範囲指定のスクリーンショット[ -a][ --area]
任意の範囲を指定してスクリーンショットを撮る方法になります。
・「Shift」+「PrintScreen」キーを押す
・ターミナルから以下のコマンドを入力する
$ gnome-screenshot -a |
ここでは「-a」としていますが「--area」でも同じ意味になります。
マウスが「+」マークに切り替わりますので、撮りたい範囲をドラッグしてマウスボタンを離すと指定した範囲のスクリーンショットを撮ることができます。
スクリーンショットのオプション(応用操作)
スクリーンショットの時間差指定[ --delay=]
カメラのタイマー機能のように時間(秒)を指定して、スクリーンショットを撮ることができます。
この機能はターミナルから以下のコマンドを入力することで可能になります。
・ターミナルから以下のコマンドを入力する
$ gnome-screenshot --delay= |
「--delay=」の後ろに指定する時間(秒)を入力します。
●例えば、ウインドウの全画面を5秒後に撮りたい場合は以下のようになります。
$ gnome-screenshot --delay=5 |
●また、全画面だけでなく、アクティブなウインドウのみを撮る場合でも時間指定が使えます。以下のコマンドは10秒後にアクティブウインドウのスクリーンショットを撮る場合になります。
$ gnome-screenshot -w --delay=10 |
カーソルアイコンをスクリーンショットに含める[ -p] [ --include-pointer]
マウスのカーソルを含めてスクリーンショットを撮ることができます。
ターミナルから「-p」オプションを使用するコマンド入力を行いますが、このままでは実行と同時に撮られてしまうので、カーソルを撮りたい場所に動かせる時間がありません。よって、カーソルを任意の場所へ動かすためにスクリーンショットの時間差指定のオプションも同時に指定してあげる必要があります。
・ターミナルから以下のコマンドを入力する(時間指定を5秒後にする場合)
$ gnome-screenshot -p --delay=5 |
この「-p」オプションは他のオプションと同時に使用することもできます。
例えば、アクティブウインドウでカーソルも含めて7秒後にスクリーンショットを撮る場合は以下のようになります。
$ gnome-screenshot -w -p --delay=7 |
クリップボードにコピー[ -c] [ --clipboard]
スクリーンショットで撮ったキャプチャを保存することなく、すぐに貼り付けて使用したい場合に、クリップボードにコピーしておくことができます。
・ターミナルから以下のコマンドを入力する
$ gnome-screenshot -c |
ここでは「-c」としていますが「--clipboard」でも同じ意味になります。
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