[簡単解説]次世代フォーマット画像ファイル形式「WebP」とは?

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画像ファイル形式「WebP」について簡単にまとめてみた

画像ファイル形式「WebP」について考えている人の画像

ここでは、次世代画像フォーマットといわれる「WebP」(ウエッピー)について解説していきます。

サイトスピードを上げる為、日々試行錯誤している中で、「次世代画像フォーマット」の使用というテーマを発見しました。

JPEGやPNGでもない新たな画像ファイルの形式である「WebP」って一体何???っていったことからスタートして、「WebP」をとりまく現在の環境について、簡単にまとめてみました。

WebPって何???

皆さんは、「WebP」という言葉を聞いたことがありますか?

WebPとは、ウィキペディアによると

ウェブサイトのトラフィック量軽減と表示速度短縮を目的としており、インターネットのWebページで広く使われている非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGの置き換えを意図する規格である。

出典:ウィキペディア(Wikipedia)

というように定義されています。

これは、2018年現在、画像フィルの規格で広く使われているJPEGやPNG、GIF等をより圧縮した形に置き換えるための規格となっていて、

サーバー、ブラウザ間でやり取りされるトラフィック(データ)量を軽減し、サイトの表示速度をUpさせることを目的としています。

 WebPロスレス画像は、PNGに比べてサイズが26%小さくなっています。WebPの損失のある画像は同等のSSIM品質指標で同等のJPEG画像よりも 25-34%小さい。

出典:WebP

ロスレス(Lossless)画像とは、「ロスが少ない」、つまり、圧縮される時に一部のデータが削除されない圧縮方法(可逆圧縮)になります。PNGはこの圧縮形式で、逆にJPEGはデータの一部を切り取って圧縮率を上げる不可逆圧縮となります。

WebP規格は、同じ可逆圧縮であるPNG規格よりも26%のサイズダウンを可能とし、JPEG規格と比べた場合でも25〜34%サイズダウン効果があるとされています。

WebPはGoogleが推奨

上でも書きましたが、この記事を書いている2018年現在では、画像ファイルの規格は、PNG、JPEG、GIFが主流となっています。

そのような状況下で何故この「WebP」がピックアップされるのでしょうか?

その答えは、「Google」にあります。

「WebP」の開発はGoogleが行っていて2010年から提供されています。

Googleはユーザーファーストを第一に掲げている会社です。そしてユーザの利便性を上げるためにサイト表示速度Upも推奨しています。

検索エンジンで上位表示されるために、SEO対策を行うにしてもサイト表示速度Upは避けて通れない状況にあります。

例えば下図を見て下さい。

改善できる項目の画像

これは、サイトスピードを計測する

PageSpeed Insights

というGoogleが提供するサイトがあるのですが、そのなかでこのような診断結果が表示される時があります。

「次世代フォーマットでの画像の配信」という項目があるのですが、ここで「WebP」への切り替えを推奨しています。

つまり、「サイトスピードを上げて、計測結果で良い点数を取るためには画像フォーマットの切り替えを行って下さいね!!!」

っていった具合に「WebP」の使用をGoogleは勧めているわけです。

すると、ここである疑問が浮かび上がってきます。

WebPの現状

Googleが勧めている「WebP」ですが、調べれば調べるほど世の中にそこまで認知されていないのでは???という疑問が湧いてきたのですが、それに対する答えを発見しました。

「WebP」はPNGやJPEGと同様に画像ファイル形式の1つです。

圧縮率はPNG、JPEGを上回る性能であり、巨大検索エンジンを有するGoogleが推しているにもかかわらず、2018年現在の今まで何故普及していないのか???

答えは、ブラウザの仕様にありました。

主なブラウザの種類とシェアについて

インターネットでWebサイトを見る時に必要なソフトがブラウザになりますが、現在、様々な種類のブラウザを選んで使うことができます。

主要なブラウザをあげてみると、

  • Internet Explorer(Windowsに標準搭載)
  • Safari(Macに標準搭載)
  • Google Chrome(Googleが開発)
  • Firefox(Mozilla が開発するオープンソースのブラウザ)
  • Opera(オペラ・ソフトウェアが開発)

他にも沢山あるけど、有名どころといえばこの5つのブラウザだと思います。

ブラウザのシェアの統計を調べるために、↓のサイトを参考にしました。

statcounter Global Stat

2018年10月における日本でのブラウザ市場シェアは、

1位 Google Chrome    43.1%

2位 Safari        33.0%

3位 Internet Explorer   10.2%

4位 Firefox           6.2%

5位 Microsoft Edge     4.2%

出典:statcounter Global Stat

となっていて、Google ChromeとSafariの2大巨頭にInternet ExplorerとFirefoxが追従しているっていった感じですね。

ちなみに、2018年10月における世界でのブラウザ市場シェアも見てみますと、

1位 Google Chrome    61.6%

2位 Safari        15.1%

3位 Firefox        5.0%

4位 UCブラウザ       4.4%

5位 Opera                    3.2%

出典:statcounter Global Stat

世界規模でもGoogle Chromeが強いことが分かります。

さて、ここでは主要なブラウザの種類とシェアについて見てきました。

それではこのシェアと「WebP」がどう繋がるのか次で解説していきます。

ブラウザの仕様で「WebP」が表示できない??

インターネットでサイトを見るために必要なソフトがブラウザですが、それぞれで仕様が微妙に違います。プラグインであるとかアドオン、アプリなんかもそれぞれのブラウザで違いますよね。各ブラウザともそれぞれの独自性を売りにしているから当然といえば当然です。

今回のキーワードである「WebP」についても、ブラウザの仕様が関わってきます。

結論から書くと、

「WebP」を使用できないブラウザが存在する

ということです。画像ファイルを保存する形式で多いのが「PNG」や「JPEG」ですが、これらは基本的に全てのブラウザで使用できます。

ここでいう使用できるということは、そのブラウザでサイトを見た場合、画像がちゃんと表示されるということです。

ほどんどの画像ファイルが「PNG」や「JPEG」で保存されている中、これらを表示できないブラウザがあったとしても誰にも見向きもされないですよね。

「WebP」は運用されて日も浅いことから、全てのブラウザに対応していません。

「WebP」がどのブラウザに対応しているのかを↓のサイトで調べることができます。

https://caniuse.com

「WebP」を調べてみると、

出典:caniuse.com

緑色が表示可能なブラウザ、赤色が表示不可なブラウザになります。Google ChromeとOperaには対応していますが、SafariやInternet Explorer、Firefox(65は開発中でまだ実装されていない)では使用不可となっているのがわかると思います。

現状では「WebP」は使いづらい。今後は???

  • ブラウザのシェア
  • 「WebP」に対応しているブラウザ

この2点で考えた場合、「WebP」に対応しているブラウザが少ないというのは、サイトを制作する人間にとったら十分に敬遠する要素となります。

機能としては申し分ないのですが、SafariやInternet Explorer、Firefoxが対応してないというのは大きなデメリットですね。

ただ、Windows10から実装されたInternet Explorerの後継にあたる「Microsoft Edge」では、使用可能となっている事、また、Firefoxが現在開発している「Firefox65」においても「WebP」が使用可能になることが分かっています。

あとはSafariが使用可能になれば、「WebP」は一気に広まる可能性があると思われます。(Safariは実装を検討しているらしいです)

 

「WebP」は優れた機能を持っていますので、一日でも早く使いたいですね。

 

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