[2019]ブログ作成者必読!!ウェブマスター向けガイドライン(一般的なガイドライン)について徹底解説
ここでは、ウェブマスター向けガイドライン(一般的なガイドライン)についての解説をしていきます。
突然ですが皆さん、
ウェブマスター向けガイドラインという言葉は聞いたことがありますか?
ウェブマスター向けガイドラインをじっくり読んがことがありますか?
初めて聞く方、読んだことがない方へ、とても大事なことなので最初にお伝えします。
ウェブマスター向けガイドラインは、Googleがサイト作成者へ向けた基本的な指針になります。
ウェブマスター向けガイドラインには、絶対に理解しないといけない、
貴重な情報が沢山詰まっています。
そして、
内容を理解しないと検索順位を上げることができません。
Googleガイドラインは、以下の大きな3つの要素があります。
- ウェブマスター向けガイドラインはサイトを作成する時の基本中の基本的なルール
- ウェブマスター向けガイドラインに沿った記事を書かないと検索エンジンに評価されない
- ウェブマスター向けガイドラインを理解することが検索順位Upの前提条件
検索順位を上げるためには、SEO対策が必要であると、色々なサイトで書かれているのを目にしたことがあると思います。
SEO対策というのは、基本的にウェブマスター向けガイドラインをベースにして作成されています。
つまり、基本的なSEO対策を行うためには、このガイドラインを理解することが前提になるのです。
ウェブマスター向けガイドラインは大きく3つ提示されています。
- 一般的なガイドライン
- コンテンツに関するガイドライン
- 品質に関するガイドライン
上記の3つはどれも重要です。
ここでは、一番基本的な一般的なガイドラインについて解説していきます。
身近な例題等を交えて解説していきますので、ブログ初心者の人は、身構えなくても大丈夫です(笑)
「こんな感じなんだ〜」くらいの感覚で読んでもらえれば良いと思います。
Contents
Google一般的ガイドラインその1:Googleがページを検出できるように手助けする
何か記事を書いて投稿したあと、その記事が誰かに読まれるためには、Googleの検索エンジンに登録される必要があります。
そのためには、Googleの検索エンジンにあなたの書いた記事を認識してもらわなければなりません。
この「Googleがページを検出できるように手助けする」という項目では、あなたの記事を認識してもらうための基本的なことについて書かれています。
- サイト上のすべてのページが、検出可能な別のページからのリンクでアクセスできることを確認します。参照リンクには、ターゲット ページに関連するテキストまたは alt 属性(画像の場合)のいずれかを含める必要があります。リンクがクロールされるようにするには、リンクの形式が href 属性が指定された <a> タグである必要があります。
- サイト上の重要なページへのリンクを含んだサイトマップ ファイルを用意します。また、そのようなページへのリンクの一覧を人が読める形式で記載したページ(「サイト インデックス」や「サイトマップ ページ」とも呼ばれます)も用意します。
- 1 ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)。
- ウェブサーバーが If-Modified-Since HTTP ヘッダーに適切に対応していることを確認します。この機能に対応していると、Google が前回サイトをクロールした後にコンテンツが変更されたかどうかがウェブサーバーから Google に通知されるため、帯域幅や負荷を軽減できます。
- ウェブサーバー上の robots.txt ファイルを使用して、検索結果ページなどの無限のスペースのクロールを制限することによって、クロールの割り当てを管理します。robots.txt ファイルは常に最新の状態に保ちます。robots.txt ファイルでクロールを管理する方法をご覧ください。robots.txt テスターツールを使用して、robots.txt ファイルの指定内容や構文をテストします。
それぞれの項目について、かみくだいて解説していきます。
サイトはリンクでつなげる
サイト上のすべてのページが、検出可能な別のページからのリンクでアクセスできることを確認します。参照リンクには、ターゲット ページに関連するテキストまたは alt 属性(画像の場合)のいずれかを含める必要があります。リンクがクロールされるようにするには、リンクの形式が href 属性が指定された <a> タグである必要があります
これは、簡単に言うと、あなたのサイト内の記事をお互いにリンクさせて、リンクが途切れることがないようにして下さいね。っていうことです。
検索エンジンに登録(インデックス)されるための通常の流れは下図のようになります。
①検索エンジンからクローラーが出発 ⇓ ②クローラーがあなたのサイトに到着 ⇓ ③クローラーがサイト内の記事を記録 ⇓ ④記録した記事を検索エンジンに持ち帰る ⇓ ⑤その記事の内容をガイドラインに沿って精査 ⇓ ⑥実際に検索エンジンに登録 |
クローラーが②であなたのサイトに到着してから③でサイト内の記事を記録する時、クローラーは内部リンクを使って移動していきます。

もし、お互いにリンクされていない記事があったら、クローラーはその記事を見つけれないので、検索エンジンに持ち帰ることができません。
つまり、記事同士はお互いに内部リンクでつなげてあげましょうということです。
リンクの形式が href 属性が指定された <a> タグである必要があるというのは、ワードプレスやライブドアブログ、はてなブログ等の既存のブログサービスを使っている場合は特に気にしなくて大丈夫です。
記事を書く基本画面で「リンクの挿入」という項目があるので、そこをクリックしてリンク先のURLを入力すると、自動的に「href 属性が指定された <a> タグ」のリンクが作成されます。
これはHTML形式の事ですが、例えばこのブログ「Webログ」のURLにリンクさせる場合は、
<a href="https://linux-for-beginners.net">Webログトップページに移動します</a>
とテキストエディタ(HTMLで入力する画面)に入力してあげると、実際には
こんな感じで、表示されます。
つまり、
このように記事同士をリンクで繋いであげると、クローラーが記事を探しやすいから、リンクはしっかりしましょうね!
っていうことです
サイトマップを作成する
サイト上の重要なページへのリンクを含んだサイトマップ ファイルを用意します。また、そのようなページへのリンクの一覧を人が読める形式で記載したページ(「サイト インデックス」や「サイトマップ ページ」とも呼ばれます)も用意します。
サイトマップの役割
サイトマップは、検索エンジンの為のものと、サイトに訪れたユーザーの為の2種類があります。
先ほどの解説にもありましたが、クローラーはサイトに到着してからサイト内の記事を記録する時、内部リンクを使って移動していきます。
内部リンクがしっかりと張られているサイトなら、クローラーはほとんどのページを記録していけますが、たまに例外もあるみたいで、Search Consoleヘルプでは次のように書かれています。
- サイトのサイズが非常に大きい。 その場合、新しいページや更新されたばかりのページの一部が Google のウェブクローラによるクロール対象から漏れることがあります。
- サイトにどこからもリンクされていない、または適切にリンクされていないコンテンツ ページのアーカイブが大量にある。 サイトのページ間に自然なリンクがない場合は、サイトマップで指定して、それらのページの一部が Google のクロール対象から漏れることがないようにすることができます。
- サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。 Googlebot などのウェブクローラは、ページからページヘリンクをたどることによってウェブをクロールします。そのため、他のサイトからのリンクがないページは Google のクローラに検出されないことがあります。
- サイトでリッチメディア コンテンツを使用している、サイトが Google ニュースに表示されている、または他のサイトマップ対応アノテーションを使用している。サイトマップがあれば、状況に応じて Google 検索でサイトマップからの追加情報が考慮されます。
サイトマップを登録するメリットはクローラーにサイト内の経路を伝えるだけでなく、ページの最終更新日、ページの変更回数などを伝えます。
他にも、検索エンジンへの登録の促進にもなりますので、サイトマップをまだ作っていない人は優先的に作成していきましょう。
多すぎるリンクはダメ
1 ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)。
これは1サイトでの合計ではなく、1ページの合計での数になります。
そもそも1ページでリンクが数千個あるサイトは中々ないと思いますが、まとめサイトをイメージしてもらえれば良いと思います。
まとめサイトは、ほとんど記事がなくリンクで構成されています。
普通にサイトを作成するのであれば、リンクの数は気にしなくて大丈夫です。
Google一般的ガイドラインその2:Googleがページを理解できるように手助けする
先ほどは「Googleがページを検出できるように手助けする」という内容でした。
これは検索エンジンにサイトを登録(インデックス)するために、クローラに記事を見つけてもらって情報を記録してもらうことでした。
それでは、「Googleがページを理解できるように手助けする」とは一体どういうことなのか、説明していきます。
先ほども見てもらいましたが、検索エンジンに登録(インデックス)されるための流れは下図のようになります。
①検索エンジンからクローラーが出発 ⇓ ②クローラーがあなたのサイトに到着 ⇓ ③クローラーがサイト内の記事を記録 ⇓ ④記録した記事を検索エンジンに持ち帰る ⇓ ⑤その記事の内容をガイドラインに沿って精査 ⇓ ⑥実際に検索エンジンに登録 |
「Googleがページを検出できるように手助けする」というのは①〜④でしたね。
今回のテーマである「googleがページを理解できるように手助けする」というのは、⑤「その記事の内容をガイドラインに沿って精査」に該当します。
クローラーが持ち帰った記事が
- 一体どんな内容が書かれているのか?
- その記事を掲載しているサイトは一体どんなサイトなのか?
といったことを、Googleが精査して実際に検索エンジンに登録していきます。
この時、記事の内容やサイトの情報の精査は、実際に人が行うのではなく、機械がおこないます。
そして、機械がその記事の内容を理解するためには、最低限のルールが必要になってきます。
人の書いた記事を機械が理解できるの???
って思われるかもしれませんが、記事を読み取る精度は年々上昇しています。
例えば、何か調べものをしている時にGoogleで検索すると、大体自分が求める結果を表示してくれます。
例えば、「ブログの書き方」をいうキーワードで検索した時、検索結果で表示されるのは「ブログの書き方」についての記事です。
「手紙の書き方」だったり、「履歴書の書き方」のような結果は表示されません。
これはどういうことかというと、
「記事を精査する機械が、記事の内容を正確に読み取って検索エンジンに登録してる」
ということです。
これを簡単いまとめると下のようになります。
記事を検索エンジンに登録するためには
⇓
機械が記事を精査して評価する
⇓
評価されるためには、機械が理解できるルールで記事を作成する
=
Googleがページを理解できるように手助けする
それでは、「Googleがページを理解できるように手助けする」とは、一体どんな事なのか解説していきます。
Googleのガイドラインでは下のように書かれています。
- 情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確にページに記述します。
- ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
- <title> タグの要素と alt 属性の説明をわかりやすく正確なものにします。
コンセプトに基づいたわかりやすいページ階層となるようにサイトをデザインします。- 画像、動画、構造化データに関するおすすめの方法に沿って対応します。
- コンテンツ管理システム(Wix や WordPress など)を使用する場合は、検索エンジンによるクロールが可能なページとリンクが作成されることを確認します。
- Google がサイトのコンテンツを完全に把握できるよう、サイトにおいてページのレンダリングに大きく影響するアセット(ページの把握に影響する CSS や JavaScript ファイルなど)がすべてクロールされるようにしてください。Google インデックス登録システムは、画像、CSS、JavaScript ファイルを含めて、ユーザーが実際に閲覧する場合と同じようにウェブページをレンダリングします。Googlebot がクロールできないページアセットの確認や robots.txt ファイルのディレクティブのデバッグには、Search Console のブロックされたリソースのレポートと、Fetch as Google ツールおよび robots.txt テスターツールを使用します。
- サイト内の移動経路をトラッキングするための URL パラメータやセッション ID がなくても、検索ロボットがサイトをクロールできるようにします。これらの技術は個々のユーザーの行動をトラッキングする場合には便利ですが、ロボットがアクセスするパターンとはまったく異なります。そのため、これらの技術を使用すると、実際は同じページにリンクしている別の URL をロボットが排除できず、そのサイトのインデックスが不完全なものになる可能性があります。
- サイトの重要なコンテンツをデフォルトで表示します。Google はタブや展開するセクションなどのナビゲーション要素内に含まれる非表示の HTML コンテンツをクロールできますが、こうしたコンテンツはユーザーがアクセスしにくいものとみなされ、また、最も重要な情報はページの表示時にデフォルトで閲覧可能となっているものと解釈されます。
- ページ上の広告リンクが検索エンジンの掲載順位に影響を与えないように、適切な対処をします。たとえば、robots.txt や rel="nofollow" を使用して、クローラが広告リンクをたどらないようにします。
何か難しそうなことが色々書かれてます。
ここでは特に重要な項目をピックアップして解説します。
情報は正確かつ豊富であること
情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確にページに記述します。
この文章は前半部分と後半部分の大きく2つに分けることができます。
まずは前半部分ですが、
- 情報が豊富で便利なサイトを作成する事
これはサイト全体の構成について書かれています。
Goodleはユーザーの利便性を一番に考える事を優先します。
理想は、情報を求めてあなたのサイトに来たユーザーが、お目当ての記事を読んだ後、他の関連した記事も読んでくれることです。
ユーザーが1つの記事だけでなく、サイト内の他の記事も読んでくれた時、Googleはそのことを自動的に計測しています。
ユーザーがあなたのサイトから離脱しないで、色々な記事を読んでくれたらGoogleの評価も上がっていきます。
そのために、「情報が豊富で便利なサイトを作成する事」が必要になってくるのです。
情報が豊富で便利なサイトってどんなサイト?
情報が豊富で便利なサイトっていうのは以下ようなのサイトといわれています。
- 1つのテーマに対して関連した記事があること
- 関連した記事がお互いに内部リンクでつながっていること
- 記事がカテゴリーごとに分けられて、読みたい記事を見つけやすいこと
他にも色々ありますが、代表的なものを上げました。
ここでは飲食店の食べ比べレビューをコンセプトにしたサイトで考えてみます。
1つのテーマに対して関連した記事があること
例えば、ラーメン店のレビューを書いたとします。
その記事を見たユーザーが、
「なるほど〜。このお店は美味しそうだな。だけど少し遠いな。もう少し近くのお店が無いかな??」
って思った場合、もし他の店のレビューを書いていたら、その記事も読んでくれる可能性があります。
つまり、ユーザーが知りたい情報+αの記事があると、そのユーザーにとってメリットになります。
記事が少ないとユーザーが離脱してしまう可能性があるのです。
なので、1つのテーマに対して関連した記事があることは、ユーザーのメリットにつながって、結果的にGoogleに評価されるサイトになります。
関連した記事がお互いに内部リンクでつながっていること
関連した記事を作成できたら、つぎはその記事をお互いにリンクでつなげてあげます。
せっかく記事を作成しても、それぞれが独立していたらユーザーがその記事にたどり着くことが難しくなります。
なので、関連した記事を作成した時は必ずお互いを内部リンクでつげてあげましょう。
色々なサイトを見ていたら。
- 「合わせて読みたい〜」
- 「関連記事〜」
- 「この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます〜」
こんな感じでリンクを張っているのを見たことがありませんか?
これらは、ユーザーが興味を引きそうな関連した記事を内部リンクでつなげている例になります。
ユーザーに満足してもらえるサイトを作っていくためには、この内部リンクをいかに充実させるかがカギになります。
サイト内の記事を回遊してもらって、ユーザーが満足して帰ってくれたら大成功です。
ユーザーが満足するサイト=Googleに評価されるサイトということになるのです。
記事がカテゴリーごとに分けられて、読みたい記事を見つけやすいこと
ユーザーが「ラーメン」のお店を探しにあなたの食べ比べレビューのサイトに訪れたとします。
ユーザーがラーメンに関する記事を読み終えた後、
「このサイトはラーメン以外のお店の情報は載せているのかな???」
「パスタのお店を見たいな〜。どれどれ」
「ラーメン、ラーメン、パスタ、そば、パスタ、イタリアン、ラーメン・・・」
「・・・・このサイト、分かりづらい・・・・帰ろ」
ここで何が問題だったかというと、ユーザーが知りたいお店のジャンルがごちゃまぜになっていたことです。
もし、お店のジャンルがカテゴリーごとに分けられていたら、ユーザーは迷うことなく、見たい記事を見つけることができました。
記事が多くなってきたら必ず記事をカテゴリーごとに分けましょう。
カテゴリーが分けられているサイト=ユーザーの利便性が考えられているサイト=便利なサイト=Googleに評価されるサイトということになります。
コンテンツをわかりやすく正確にページに記述
皆さんは記事を書く時にどんな事を意識していますか?
- 文章の読みやすさ
- 情報量
上の2点は誰もが意識していることだと思いますが、ここでは検索エンジンがどのように記事を評価しているかという点に注目して解説していきます。
ここでの「コンテンツをわかりやすく正確にページに記述」とは、あくまでユーザーの検索意図に沿った内容となっているかが重要です。
例えば食べ比べレビューのサイト内の記事で「都内おすすめ醤油ラーメン店5選」っていう記事があったとします。
この記事のタイトルを見たユーザーは「都内の醤油ラーメンが美味しいお店」の事について書いてあるんだなって思って、記事を読み始めます。
ところが、「醤油ラーメン」をメインにしている記事なのに、「とんこつラーメン」や「みそラーメン」の記事が出てきたらユーザーはどう思うでしょうか?
または「醤油ラーメンの歴史」みたいな雑学とかから書き始めたりしているケースもあります。
「まさか、そんな記事を書く人はいないでしょ???」
って思われるかもしれませんが、結構こういったような記事を発見することができます。
記事の内容を分かりやすく書くのは前提として、
タイトルと内容が微妙にずれている記事はユーザーの検索意図に沿った内容ではないと、Googleに判断される可能性が高いです。
特に最近(2019年)では、その傾向が高まっているともいわれています。
検索エンジンは機械的に記事の内容を判断します。
記事を書く際は、タイトルと内容がズレていないかしっかりチェックするようにしましょう。
キーワードの選定とキーワードの使用
ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
Googleが記事の内容を精査して、検索エンジンにのせるためには、その記事に一体どんなことが書かれているか教えてあげる必要があります。
どんな事が書かれているか判断する基準の1つに、ここでのテーマになっている「キーワード」があります。
先ほどの例でいきますと、食べ比べレビューのサイト内の記事で「都内おすすめ醤油ラーメン店5選」という記事を書くのなら、キーワードは
「都内」、「醤油ラーメン店」というのが絶対外せないキーワードになります。
そして、それらのキーワードを記事内で使う必要があります。
Googleは記事内に頻繁に出てくる「都内」や「醤油ラーメン店」といったキーワードを抽出して、この記事は「都内の醤油ラーメン店」のことについて書かれているんだな、って判断するのです。
逆にいえば、それらのキーワードが記事内に書かれていなければ、Googleに記事の内容を理解してもらうことができません。
「この記事は一体何について書いているんだろう???」
って具合になるので、キーワードをしっかりと入れて、内容のアピールをしてあげましょう。
Google一般的ガイドラインその3:訪問者がページを理解できるように手助けする
これまで解説してきた「Googleがページを検出できるように手助けする」、「Googleがページを理解できるように手助けする」は、あくまでGoogleに記事の内容を適切に認識してもらう方法でした。
ここでのテーマでは、実際にあなたのサイトに訪れるユーザーに対して、利便性(ユーザビリティ)を高めることについて書かれています。
Googleはユーザーファーストを掲げています。
どんなに良いサイトを作って、良質な記事を書いても、サイトの構造がユーザーの利便性を損なうものでしたら、ユーザーにとってデメリットでしか無いので、必然とGoogleの評価も低くなります。
まずは下の図を見て下さい。ユーザーの利便性を高めるためにGoogleが推奨することについて書かれています。
色々と難しそうに見えますが、実際はすごく単純な内容になっています。
特に重要な点についてピックアップして解説していきます。
- 重要な名前、コンテンツ、リンクを表示するときは、画像ではなくテキストを使用します。テキスト コンテンツの代わりに画像を使用する必要がある場合は、
alt
属性を使用して簡単な説明テキストを組み込みます。- すべてのリンクが実際のウェブページにアクセスできることを確認します。有効な HTML を使用します。
- ページの読み込み時間を最適化します。表示の速いサイトはユーザーの満足度を高め、ウェブ全体の質を向上させます(特にインターネット接続速度が遅い場合)。PageSpeed Insights や Webpagetest.org などのツールを使用してページの読み込み速度をテストすることをおすすめします。
- パソコン、タブレット、スマートフォンを含む、あらゆる種類やサイズの端末向けにサイトをデザインします。モバイル フレンドリー テスト ツールを使用してモバイル端末でのページの動作をテストし、修正の必要な箇所についてのフィードバックを得ます。
- サイトが各ブラウザで正しく表示されることを確認します。
- 可能であれば、HTTPS を使用してサイトの接続を保護します。ウェブ上の通信ではユーザーとウェブサイトとの間のやり取りを暗号化することが適切です。
- 視覚障害のあるユーザーにも利用しやすいページにします。たとえば、スクリーンリーダーによるユーザビリティをテストします。
重要な名前、コンテンツ、リンクを表示するときは、テキストを使用すること
重要な名前、コンテンツ、リンクを表示するときは、画像ではなくテキストを使用します。テキスト コンテンツの代わりに画像を使用する必要がある場合は、alt 属性を使用して簡単な説明テキストを組み込みます。
これは、簡単に言うと、画像を使うのは全然問題ないけど、「あなたが伝えたいキーワードは、ちゃんと文字で書いてくださいね」ってことです。
よく、画像をペタペタ張っていて文字よりも画像が多いサイトとか見たことありませんか???
はっきり言って、かなり見づらいですよね・・・・
実際に記事を読む立場になったら、不快以外の何ものでもありませんね。
これは、普通に記事を書いていれば特に気にする必要がありません。
画像をペタペタ張っているサイトは意図があるんですが、Googleはそのことを認めていないって事です。
ただ、初心者の方でもありがちで注意が必要なのが、画像をリンクにする場合です。
よく、記事を読んでいて何気なく画像をクリックしたら別な記事(サイト)に飛んでしまった経験がありませんか???
「エッ!?この画像ってリンクだったの??」
っていう場合です。
Googleは画像をリンクにすることを認めていますが、その画像の説明に「alt 属性を使用して簡単な説明テキスト」を使用することを推奨しています。
これは、画像のデータが何らかの理由で表示されなくなった時に、その画像が何を表しているかをあらかじめ文字(テキスト)にしておくということです。
例えば、使用している画像がおすすめのラーメン屋で、その画像をクリックすればそのラーメン屋のサイトに飛ぶリンクを張っていたとします。
もし、何らかの原因でその画像が表示されなくなったら、リンクのアドレスだけが残って、ユーザーはそのリンクがどこにつながっているか分かりません。
ここでその画像に「おすすめのラーメン屋へのリンクを表した画像」という説明テキストを設定しておけば、その画像が表示されなかった場合、「おすすめのラーメン屋へのリンクを表した画像」と表示されるので、ユーザーがそのリンク先を知ることができます。
つまり、ユーザーにとって利便性が向上していることになります。
リンク切れが無いようにすること
すべてのリンクが実際のウェブページにアクセスできることを確認します。有効な HTML を使用します。
色々なサイトを訪れている途中で、「このページは存在しません」っていうページを見たことがありませんか???
「タイトルが面白そうだったからクリックしたのに、記事がないのかい!!!」
って経験したことがありませんか???
これは当初は存在していた記事が、何らかの理由で削除、あるいはそのサイトにつながらない、といった事で発生します。
これが1つや2つならまだ我慢もできますが、何回も連続すると、「このサイトのリンクは信用できない!!」って思いませんか???
これがいわゆる「リンク切れ」という現象になります。
そして、このリンク切れが多いサイトは、ユーザーの利便性を大きく損ないます。
記事を数多く書いて、サイトが大きくなっていくにつれて内部リンク、外部リンクの数が多くなっていきます。
その際に注意したいのが、リンクを張ったサイトがリンク切れになっていないかです。
内部リンクの場合は、自分でサイト(記事)を管理しているから、リンク切れになるケースも少ないですが、外部リンクを張っている場合は、定期的にその外部リンク先にアクセスできるかチェックしましょう。
サイトを高速化してユーザビリティを上げること
ページの読み込み時間を最適化します。表示の速いサイトはユーザーの満足度を高め、ウェブ全体の質を向上させます(特にインターネット接続速度が遅い場合)。PageSpeed Insights や Webpagetest.org などのツールを使用してページの読み込み速度をテストすることをおすすめします。
皆さんは、これまで全然画像が表示されなかったり、やたらページを読み込むスピードが遅かったりしたサイトに出くわしたことはありませんか???
いわゆる「サイトが重い」(表示速度が遅い)といわれるサイトです。
ページが全然読み込まれない時は、どんな気持ちになりますか???
「全然表示されない・・・」
「これ、いつまでかかるの?・・・・」
「イライライラ!!!」
「サヨウナラ」
こんな感じで、別なサイトに移動した経験がありませんか?
サイトの表示速度が遅かったら、せっかくあなたのサイトに訪れてくれたユーザーが、記事を読まずに帰ってしまう可能性が高まります。
「Google」の公式調査でも、モバイルページにおける「表示速度」と「直帰率」の関係について、以下のような興味深い結果が出てます。
表示スピードが1秒から3秒に増加すると直帰率は32%増加する。
表示スピードが1秒から5秒に増加すると直帰率は90%増加する。
表示スピードが1秒から6秒に増加すると直帰率は106%増加する。
表示スピードが1秒から10秒に増加すると直帰率は123%増加する。
出典:Google / SOASTA Research、2017
この結果だけを見ても、表示速度は非常に重要な意味をもつことが分かると思います。
サイトの表示速度を計測するツールは色々ありますが、代表的なものが以下になります。
これらは、自分のサイトのURLを入力するだけで、無料かつ簡単にサイトの速度を計測できて、更に改善点等も教えてくれる便利なツールになります。
ずっとお世話になるサイトになりますので、ぜひブックマークして活用して下さい。
サイトを高速化する具体的な方法については色々とありますが、こちらを参考にしてみて下さい。



モバイル フレンドリーなサイトの構築を目指すこと
Googleが2015年4月21日より実装を開始したモバイル フレンドリー アップデートによって、モバイルフレンドリーなサイトが検索エンジンで優遇されることになりました。
モバイルフレンドリーとは、スマートフォン等の小さいな画面でも見やすい仕様にしているサイトのことです。
モバイル フレンドリー アップデートによって、モバイル端末で読みやすい記事の検索順位が引き上げられました。
このアップデートの特徴は、以下のようになっています。
- 携帯端末での検索の掲載順位にのみ影響する
- 世界中のすべての言語で検索結果に影響する
- ウェブサイト全体ではなく、個々のページが対象となる
平成30年6月22に日に総務省が発表した「平成29年通信利用動向調査の結果」においても、モバイル端末の利用者数がパソコンの利用者数を上回っています。
この傾向は今後も続くといわれていることから、モバイル端末に適合したサイトを構築していくことが必要不可欠になっています。
下のリンクではサイトがモバイルフレンドリーがどうかチェックすることができます。
ここではサイトのURLを入力して、「テストを実行」をクリックするだけで簡単に結果を知ることができます。
![]() ![]() |
このような結果表示が出たら、モバイルフレンドリーなサイトとなります。
サイトを暗号化してセキュリティを上げること
可能であれば、HTTPS を使用してサイトの接続を保護します。ウェブ上の通信ではユーザーとウェブサイトとの間のやり取りを暗号化することが適切です。
Googleは2014年8月7日に「HTTPS をランキング シグナルに使用する」と発表しました。
以下は、その発表を一部抜粋したものですが、Googleはユーザーの利便性とともに、サイトのセキュリティ対策に重点をおきはじめてるといえます。
- セキュリティは Google の最優先事項です。Google は、デフォルトで強力な HTTPS 暗号化を導入するなど、業界でも最先端のセキュリティを Google サービスに導入することに力を注いでいます。
- Google は、Google のサービスだけにとどまらず、より広い範囲でインターネットを安全に利用できるように取り組んでいます。そこで大きな割合を占めているのは、ユーザーが Google から安全なサイトにアクセスできるようにすることです。
- ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。
httpからhttpsへの切り替えは、ユーザーの安全性を守ることはもちろん、自分自身のサイトを守るために必須の設定になります。
事実、https化していないサイトへの接続が制限されるケースもあることから、優先的に取り組んで行きましょう。
ガイドラインでは、「可能であれば」と書かれていますが、httpsへの移行は不可避です。
早めに対策をとっておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「こんなにあって覚えきれない!!」
「意外に単純なことばかりだった」
色々な感想があるかもしれません。
冒頭でも書きましたが、今回解説してきたガイドラインは、SEO対策の基本中の基本となるものです。
検索順位が全然上がらないっていう人は、意外に単純なことでGoogleからの評価が上がったりします。
サイト構成に行き詰まった時は、Googleのガイドラインを読み返してみて下さい。
サイトの順位を上げるヒントが見つかるかもしれません。
このサイトでは、他にもサイト作成において役に立つ記事を掲載しています。
良かったらブックマークをお願いします。
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